大学卒業とともに投資を始めた。副収入欲しさと暇つぶしに。株やら社債やら投資信託やらREATやら、いろいろ手を出してきたが、とりわけ投資額が多いのが、社債とソーシャルレンディング(と不動産クラウドファンディング)だ。
多分私のポートフォリオは他の人と大きく違うと思う。値動きに一喜一憂したくない、という理由で値動きのない投資手法に注力した結果、かなり偏ったポートフォリオになってしまった。(株の勉強しようしようといってもう3年ほどたつ、そろそろどうにかしないと…)
このうちソーシャルレンディングだが、まだ確立してから15年程と新しい投資手法のため、過去何度かトラブルも発生している。幸いなことに一度もその被害を受けていないの。この記事では実際に投資家として目の当たりにしたトラブルを書いていく。
①SBIソーシャルレンディング事件(2020年末~2021年前半)
再生エネルギーベンチャー(小泉親子が広告塔だった某社)への貸付がデフォルト、運営会社の不備が認められ、親会社のSBIHDが損失を補償、最終的にSBIHDに150億円の損失を与えることになった事件。
この時私は、SBIソーシャルレンディングに会員登録していた。といっても会員登録した翌週にこの問題が発覚したため、一円も投資しないで済んだ。
今から見ると、デフォルトしたファンドはリスクが高すぎて投資対象ではないのだが、当時の自分がそれを判断できたかというと微妙だった。まだおっかなびっくりで、1万円を投資するだけでもどうしようか…と悩むくらいだったので。
②クラウドバンク(2024年の遅延案件)
目下、返済遅延をしているのがクラウドバンク。残債額は30億とも50億とも。
といっても、私はクラウドバンクの会員ではないので詳細は分からない。じゃあなんでここにあげたかというと、過去に会員だったからだ。といっても、会員にはなったものの、案件の詳細を見ると、投資対象にならないことが続き、気付けば投資しないまま一年が経過。結局退会した。
その後、このように返済遅延が発生。適切なリスク回避ができていたと思う。
③FUNDS ENECHANG案件(2024年)
私が出資していた案件でデフォルトしかけたのが、FUNDSで投資した、エネルギーベンチャーのENECHANGの案件。貸付先のENECHANGEが、決算の不備(ほぼ粉飾…?)で有価証券報告書の提出が遅れ上場廃止の危機になっていた。
そもそもエネルギー関連は法整備等々不確定要素が多いので投資対象にしていなかったのだが、上場企業だし、審査体制の評判がいいFUNDSだから、大丈夫だろ、と募集がある度に数千円づつ、少額を投資をしていた。
結局、監査法人から決算の不備を指摘された段階で、FUNDSが債権を回収したことで、元利ともに毀損は免れた。
有価証券報告書を提出し、上場廃止は免れたが、今年度末時点で債務超過になると上場廃止になる。(このどさくさでENECHANGE株で一儲けしたのはまた別の話…)
損失は回避したものの、運営会社であるFUNDSに信頼を置きすぎていたと反省。各投資先を見直し、今まで以上に分散投資と、一つの事業者、一つの案件への投資額の上限を下げようと決めた。
④バンカーズ ガイア案件(2023年)
①のSBIソーシャルレンディングを買収したのが、老舗ノンバンクを母体にもつバンカーズ。そのバンカーズが募集したパチンコ大手ガイアを借り手とする案件でデフォルトの危機があった。
借り手のガイアが経営難で民事再生法の適用を申請、物上保証人の関連会社も同様に民事再生法の適用を申請。バンカーズでの募集案件は、物上保証人が代位弁済をしたことで早々に償還された。
ガイア案件は借り手のガイアの経営状況がかなり厳しかったことから、金利も6%~8%と高いものになっていた。
私はバンカーズの会員ではあったし、投資もしていたが、ガイア案件には1円も投資していなかった。パチンコ業界なんて斜陽産業じゃん、いくら利回りが良くても無理だよ…といった具合だ。(不動産担保もパチンコ店舗なので、それも買い手がつくか微妙だと判断した。)
この件を機に、バンカーズからの撤退を決めた。自分のニーズはバンカーズとマッチしていないと感じたからだ。
とまーこんな具合に、4年も5年もソーシャルレンディングをやっていると、いろいろな事件を目撃するわけで。幸い大損するような事態は一度もなかったが、一歩間違えてたら、直撃してもおかしくなかったと思う。
自戒の意味を込めてまとめました。といっても、投資自体は今後も続けるので、損もするだろうし、得もするだろうし。リスクを考えつつ、考えすぎないくらいにやっていきたい。