僕の小規模な軌跡

20代後半社会人の雑記。趣味、節約術など。ぼんびーむろちゃん がんばって、生きる。

鉄道の廃線の話

・はじめに

近鉄道路線の廃止が立て続いて決まっていますね。弘南鉄道大鰐線とか久留里線の末端部とか。

 

久留里線の末端部に関しては、私は関東出身なので分かります。しゃあないって。千葉の内陸とかクソ田舎だもん。木更津に出るのに1時間の土地に誰が住むねん、と。

 

他にも存廃の協議が進んでいる路線があります。名鉄蒲郡線広見線富山地鉄中国山地のJR各線etc

廃線って簡単に言うけれど

大学のサークルの発表のために、鉄道の廃線を調べたことがありました。

 

調べるきっかけとなったのが、2000年と2001年に福井県で起きた京福電鉄の事故。経営難から研修が十分に行えず半年の間に2度、正面衝突事故を起こした。結果国交省から運行停止処分を食らった。

注目するべきはそのあと。

運行停止を食らい、一時的に鉄道がなくなった町がどうなったか。

大渋滞。

鉄道で通学していた学生がバス通学になり、道路が渋滞、バスだと時間が読めないからと親が送り迎えをするようになり、さらに渋滞っと。

ずっと京福電鉄いらない、税金投入するなって言われていたのにね。

(再up)【結月ゆかり鉄道事故解説②】京福電気鉄道越前本線列車衝突事故【VOICEROID解説】

(個人的に好きなあんげるさんの解説動画のURL張っておきます)

 

・で、何が言いたいのかっていうと

廃線するってそんなに単純な話じゃない。

福井の話で見た通り、鉄道の存廃って黒字赤字だけで検討できるほど単純じゃない。

廃線するとして、代替の交通手段はあるの?その交通手段は将来にわたって安定的に確保できるの?その代替交通手段を確保するお金と、鉄道を維持するお金、鉄道の外部経済も考慮したうえで、ちゃんと比較できてる?

 

②鉄道って利用者のためだけのものではない。

鉄道廃線に関するニュースのコメント欄で、「反対しているこいつら、実際電車乗ってんの」とかいうコメントが見受けられます。そりゃ普段は乗ってない人なんていくらでもいるでしょ。こんなの考えればわかることで。田舎のローカル線に乗るのなんて、学生か、老人か。それらを代表して現役世代の人が集会に来てるの。鉄道(もっと広く公共交通)があるから、その町は子育てができ、また介護ができうる。公共交通があるからその町に人が集まりやすく、それによって普段乗らない人にも仕事をもたらしてくれる。鉄道含め公共交通は外部経済が計り知れなく、ステークスホルダーは実際の利用者にとどまらない。

だからこそ、「反対しているこいつら、実際電車乗ってんの」とかいうコメントはナンセンスなんですよ。

 

・ま、と、め

ただね、何が何でも鉄道を残せとは言わない。そんな主張はオタクのエゴでしかない。例えば津軽線のようにバス転換することで、利便性が向上した例もある。そこは地域にとって何がベストなのか、柔軟に考えることだと思う。

だけどね、(特にヤフー)ニュースのコメント欄とかを見ると、無責任なことをきつい言葉で言っている人がいる。別にその鉄道を維持するために税金を支出している自治体や、鉄道を残そうと活動する地域住民、何とか赤字を圧縮しようと知恵を絞っている鉄道会社と縁もゆかりもないようなやつが。

いったんさ冷静になろ。って言いたくてこのブログを書きました。

 

・余談

私、「乗って残そう運動」には少し否定的な立場です。だって、自家用車とか他の交通手段の方が便利と感じている人にあえて鉄道に乗ってもらうって、それ税金で補填するのと何が違うの。むしろ、乗らなかった人が、善意で乗った人のおかげで維持された鉄道の外部経済にフリーライドできてしまう分、税金で補填する方がいいのでは。

例えば、沿線の雇用を増やすことで通勤需要を増やすとか、子育て支援して子供を増やし通学需要を増やすとか、イベントを企画して観光需要を増やすとか、そういうもっとやるべき、正攻法の施策があるでしょ、と個人的には思います。自治体の公務員達ってこれら普段からやっているじゃないですか。だから、ひねくれたことをせずに、まっすぐ正攻法をやればいいんですよ。